不動産のリスク
本日は、東京都固定資産評価審査委員会の執務でした。
www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/info/hyoukashinsa.html
自己破産申立、民事再生申立、任意整理の際
不動産をどのようにするか、頭を使います。
不動産を差し押さえすることもよくあります。
不動産賃貸に関する事件、
建築工事に関する事件、
時効取得による登記移転請求
共有不動産の持分買取請求、
不動産を対象とする相続事件
等不動産自体に関係する事件もよくあります。
成年後見でも、自宅を売却や、
賃貸不動産の管理を行います。
というわけで、私の弁護士としての仕事のうち、
医療過誤事件と刑事事件以外、ほとんど、不動産絡みです。
しかし、「不動産」土地や建物自体は動かないのですが、
扱いにくいものだと思います。
何より、東京の不動産は高価です。
しかも、価格が容易に分からず、
価格は激しく変動します。
高度利用地区の価格動向などは、3ヶ月毎に公表されています。
tochi.mlit.go.jp/kakaku/chika-look
そして、不動産の取引には、仲介手数料、登記費用等多くの
コストがかかります。
にもかかわらず、東京で生活する以上、
家や店舗、事務所を借りるか、所有するかしなくては
なりません。
やっかいな不動産と離れて生活することはできません。
私も、東京に生活する者として、価格変動を中心とする
不動産のリスクに直面しています。
弁護士としては、不動産には、
価格変動を中心とする高いリスクがあると思います。
依頼者とは、顕在化してしまったリスクに
いかに対応するかを考えることになります。
また、予想されるリスクを実現しないように
する方法に知恵を絞ります。