生活保護をどうするか。
債務整理事件が多かったころ、
生活保護を受けている人の自己破産、
自己破産を終わって、生活保護をもらって生活が安定する人、
を、多く見てきました。
最近では、財産を全く無くした高齢者が、
年金と生活保護で生活を維持するのを、多く見ています。
街弁の業務では、生活保護に関係することは良くあります。
住んでいる人が住所地の福祉事務所に相談に行った場合、
親切に生活保護を受給できた例は多く見ています。
血糖値400では働いていた方は、福祉事務所に相談すると直ぐに、保護になりました。
札幌の障害者の姉のような、不幸な例もありますが、うまくいっていることも、良くあります。
最近、生活保護の不正受給、不適切な支出、が多く報道されています。
生活保護に関係する立場からすると、次のような意見になります。
全体として、生活保護は、多くの生活できない人の頼りの綱で、機能していると評価しています。
生活保護水準よりも下の収入しかないのに、生活保護をもらわない、又はもらえない人は多くいると思います。
非常に収入の低い人や、病気の人は、気兼ねなく生活保護をもらって欲しいと思います。
一度生活保護をもらってしまった場合の生活保護の給付水準は、子供の教育に直接かかる費用に関する援助を除いて、高すぎると思っています。
3人家族で住居費を含め24万円、医療費負担なし、という給付額は、デフレの進行から見て、もっと切り下げるべきでしょう。
家族の援助は、まず期待できないと思います。親を援助できるほど稼いでいる人は、現在では、ほとんどいません。
東京の生活で子供がいて、住宅ローンを抱えていると、家計年収1000万円程度では、非常に厳しい生活というのが、現状です。
また、家計収入2000万円くらいまで人は多くいると思いますが、1000万円から2000万円の間では、税負担と社会保険の負担が急速に増えるため、見かけ上の豊かさはありません。
生活保護者のお金の使途は、本来自由なはずですが、納税者の感覚から納得出来ないお金の使い方は、多く見られます。
世話になったと称する親類への支払い。
新規の借り入れ。
アルコール摂取。
浪費。
精神障害を持っていらっしゃる方が多くいると思われるのですが、精神科医、福祉事務所だけでは、対応できないようです。
入りやすく出やすい制度に変えるという方向性は良いと思いますが、具体的どうするべきかは、私のレベルでは分かりません。