知的障害者に対する性犯罪
知的障害のある女性に対する
強制わいせつを原因とする損害賠償事件の
原告代理人を務めた弁護士から、話を聞いて来ました。
結論としては、被害者一人あたり、300万円以上の
損害賠償が認められました。
一審判決で、現在控訴中だそうです。
知的障害がある人の場合、
時間や、場所等については、正確に記憶するわけではないの
ですが、全体としての真実性が認められたとのことでした。
診察した医師等の証言も得たそうです。
困難な裁判だと思いました。
参考
?知的障害者へのわいせつ行為、施設側に賠償命令
東京都世田谷区の知的障害者施設で2006年、男性職員からわいせつ行為を受けたとして、当時10代 後半だった姉妹らが、施設を運営する社会福祉法人「東京都知的障害者育成会」と元職員の男性に計約 8300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。三村晶子裁判長は「被害を受けたとする姉妹の説明は信用できる」と述べ、同法人と男性に対し、計約660万円を姉妹に支払うよう命じた。
判決によると、姉妹は06年10月、3泊4日の予定で同施設に短期入所した際、男性から下半身を触られるなどした。被告側は「姉妹の説明はあいまいで、作り話の可能性がある」と主張したが、三村裁判長は「姉妹の説明には不自然な点はあるが、核心的な部分は一貫しており、十分信用に値する」と結論付けた。
(2011年10月28日22時00分 読売新聞)????