陳述書2011年12月09日その他の法律の話ここのところ、陳述書を作成することが続いています。 民事訴訟では、自分の側の証人や当事者の尋問を 申請する際に、陳述書を提出します。 本人や、証人の立場から、 自分の経験したことや 感情を 時系列に書きます。 私は、陳述書を提出する、実際的な意味は、 裁判官に事件全体を理解してもらうことと 当事者としても思いを語ること だと思っています。 訴状や準備書面では、法律上の要件を考慮します。 このため、本人の思いとしては重要なところでも、 法律上の主張の対象としては、 必ずしも重要でないところは、簡単に書くことになります。 しかし、法律の要件自体ではなくとも、 当事者にとって重要なことを、詳しく書くことで、 なぜ訴訟まで提起したのかがはっきりします。 陳述書で、 事実経過や、詳細な事実を確認することは 訴訟進行上、非常に重要なことです。← Previous家賃滞納Next →福祉における弁護士の役割