離婚関係の相談


法律相談では、離婚関係の相談を多く受けます。
離婚の法律相談では、
相談者が、何を求めて、離婚の法律相談まで
いらっしゃったのか、よく聞いて、その上で、
法律家が何をお手伝いできるのか、を提案します。
離婚の法律相談でよく聞かれることは、
離婚に至る手続き、
事案に応じた、慰謝料、財産分与、養育費という
離婚給付の額、
親権
面接交流権
婚姻中に買った不動産の処理
等です。
離婚の相談の中心は、言うまでもなく、
離婚意思の確認です。
なぜ、離婚したいのか、
離婚すると、それまでの生活から失うものがありますが、
何を失うことまで許容するのか、
をよく聞きます。
失いたくないものの中に、
夫婦で購入した住宅がある場合、それをどのように
処分するかは、大きな問題です。
時価(今売ったらいくらになるか)、
ローン残高、
ローン債権者の態度、
ご相談者の収入、
ご相談者の資産
等によって、できることは変わります。
離婚自体の問題ではないのかもしれませんが、
オーバーローン(ローン残高が時価を上回る状態)
になっていると、不動産の処理が難しくなります。
オーバーローンの場合、
売却、夫婦のいずれかが取得すること、のどちらも
他の財源がないと困難です。
共通の家が後で処理のネックになってしまうことは、
なんとも言えず悲しいことです。