弁護士を訴えて欲しい
弁護士を訴えて欲しい、
というご相談も、時々あります。
著名なブログ、弁護士と闘う
によれば、弁護士を訴える際に代理人となる弁護士は、いない、
とのことです。
しかしながら、私は、弁護過誤事件でも、
頭から、法律相談にも応じない、
という態度は取らないことにしています。
弁護過誤の相談に応じるというスタンスでも、
弁護過誤事件を受任することは稀です。
というのは、弁護過誤に基づく損害賠償請求は、
困難事件だと思うからです。
医者を訴える医療過誤、
弁護士を訴える弁護過誤、
このような事件では、多くの場合、相手方は、
徹底的に争ってきます。
弁護過誤の過失は、事件放置であれば、明白ですが、
処理の不適切をいう場合、必ずしも明確ではません。
何をするべきだったのかは、他にもいろいろな方法があって、
明確ではないという場合の方が多いでしょう。
さらに、ご依頼者が認識している事実経過を
客観的に立証できるか、
という点も問題になります。
という訳で、
弁護過誤事件は困難な事件類型
のためいただくべき弁護士費用も
高くなるので、ご依頼いただくことが
少ないのだと思います。
交通事故、過払金のような、勝訴の可能性が
高い事件であれば、
着手金を低くして、ご依頼人の負担を減らることもできます。
私どもでは、交通事故は、
着手金10万円、成功報酬10%、実費、消費税別
が基本です。
しかし、弁護過誤は、医療過誤ほどではないものの、
着手金報酬は、高くせざるを得ません。