弁護士の選び方2012年04月09日その他の法律の話 宋 文洲氏のメールマガジンを購読しています。 宋氏は、中国から留学して、ソフトブレーン株式会社を 起業した方です。 2012年4月9日付の「宋メール:安心が最大のリスク」には、 中国での詐欺被害回復訴訟について、 最後に引用したように書いてありました。 しんどい依頼者だとは思いますが、 こんな意識の高い依頼者と、 仕事をしてみたいと思いました。 私が考える裁判に勝つコツをまとめます。 1.人脈。これは裏口の人脈ではなく、腕の良い弁護士を知る人脈です。医者と 同様、弁護士もそれぞれ狭い分野に強みを持ちます。各分野の凄腕の弁護士は 忙しく、なかなか一般人が辿り着きません。日本人弁護士を選ぶ日系企業が多 いが、本末転倒だ。 2.緻密な準備。正義が勝つのではなく、勝ったのが正義。自分が法的に正しい と分かっても安心せず、それを立証するための証拠を緻密に集めることが先決。 証拠のないことを言っても何の意味もない。 3.参加意識。高い報酬を払って弁護士に任せればいいとの認識は甘い。論点を 絞り、相手の意図を読み、反論のシナリオと証拠を整理し、弁護士とリアルタ イムに情報交換を行う。 ← Previous固定資産評価審査委員会Next →保佐人の役割