希死願望の連絡
まれに、依頼者やその関係者から、死にたいという連絡を受けることがあります。
死にたいと連絡するということは、
自殺行為をとりそうなので、何とか助けて欲しいという意味だと思います。
自殺しそうと、本人がいうということは、うつ状態等の、精神疾患があるということでしょう。
すると平日ならば、
精神保健、精神障害の相談に応じてくれる、保健所に連絡して、対応をお願いすることが考えられます(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律48条)。
law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO123.html
夜間、休日はどうするか。
警察、消防(救急)にお願いするくらいしか考えられません。
精神科救急情報センターが都道府県毎にあるようですが、一般には電話番号を公開していないようです。
www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/joho/soshiki/syougai/seishiniryo/oshirase/seishinkaniji/index.html
ひまわり:電話番号03-5272-0303
厚生労働省の紹介ページ
www.mhlw.go.jp/kokoro/support/ercenter.html
自殺防止という割には、精神救急は、必ずしも容易にアクセルできる現状ではないようです。
近い親族がいる場合、親族に駆けつけてもらうということも考えられます。
しかし、真剣に自殺を考えている人に対して、親族が常に適切な対処ができるとも思えないので、精神保健福祉の専門家につなぐことを優先するべきではないか、と考えました。
もっとも、当事務所に相手方や無関係な人から自殺したいという連絡があったとしても、
「自殺はしないで欲しいと思います。困惑させるようなことはしないでください。」
と述べるだけと思います。
紛争の相手方には、依頼者との承認のない接触は避けたいと思うからです。