固定資産評価審査委員会2012年04月06日その他の法律の話東京都の固定資産評価審査委員会の委員を 勤めて、6年目になります。 平成24年度に任期満了になります。 東京都の固定資産評価審査委員会では、 数百件の事件中、3%程度が一部認容になりました。 基本的には、固定資産評価基準に合致した 課税がなされているかについて、判断します。 明らかな事実認定の誤りがある場合は、 審査申出を機会として、 元の課税庁(都税事務所)が、自主的に 再評価を実施して減額することがあります。 固定資産税の対象となる土地、建物は、 都内23区で数百万件あります。 大多数の課税は、適性に 実施されていると思います。 しかし、数が数だけに、 誤りもないとは言えません。 誤りが比較的多いのは、 複合構造建物と、不整形地だと 思います。 もっとも、審査申出する前に、 都税事務所から、課税の根拠の 説明を受けていただくと、良いと思います。← Previous中高所得者でも支払い困難になることはあるNext →弁護士の選び方