口座振替の廃止について


口座振替の廃止 この点では三菱UFJが良好です。

弁護士 元橋 一郎

カードやリース等の支払の際、口座引落を求められることがあります。ところが、その後、債務不履行等のため、口座引落を廃止して、支払を永久に拒絶したい場合が起こります。

こうしたとき、三菱UFJ銀行は、前日までに、預金者自身で印鑑と身分証を持って支店に行くと、理由を問わず、口座引落を将来に向けて永久に解消することが可能で、2回実際にこうしたことがあります。預金者を引き落とし業者よりも尊重する対応としては、当然の対応として、好感が持てます。

しかしながら、GMOあおぞらネット銀行、千葉興業銀行等は、口座振替依頼者(みずほファクター等)からの依頼がない限り、停止はともかくとして、廃止できないと回答してきます。口座自体を廃止するほかないようです。
インターネットでの口座引落可能にしているなら、預金者からだけのインターネットからの連絡で、口座引落を廃止するべきでしょう。
金融庁に苦情を申し入れましたが、銀行の対応としての問題ない、とのことでしたが、引落業者の保護に厚すぎ、預金者保護にかけ、納得できません。
特に、詐欺的な情報商材に対する支払の廃止等では、非常に問題です。これらの銀行で口座振替すると、口座振替先が倒産等すると、対処不能になります。

ということで、三菱UFJ銀行は、法人・個人事業ではインターネット使用料有料、貸金庫での不祥事、急速な支店の廃止等の問題はありますが、口座引落では、いざという場合の対応から、選択に値する銀行です。

 

 

以上