判例を知ること
弁護士の仕事では、最新の判例について
情報収集することは、重要です。
クレサラ分野では、過払金の計算方法について、
ここ数年、多数の最高裁判例が出ています。
これらの判例の多くを知らないと、
過払金変化訴訟はできません。
また、医療過誤分野でも、
顎切り術で説明義務違反が認められた例があるとか、
インプラントでの下歯槽神経麻痺で370万がみとめられた
とかを知ることは重要です。
最新の判例を知る、一番の方法は、ニュースに注目することです。
ニュースになるような判例の多くは、
裁判所のホームページに判決文が掲載されている
ので、参考になります。
少し古い判例を知る方法としては、判例雑誌を購読することです。
私は、判例を知るために、判例タイムスを定期購読しています。
判例タイムスを一冊読むを、大外、
自分の事件と似た事案についての情報を得ることができます。
ただし、当方の依頼者にとって有利な情報だけでないことは、
少々困ります。
大きな事務所とは違い、
判例時報、商事法務、家裁月報等、多くの雑誌を購入することが
できないのは残念です。
必要に応じて、弁護士会の図書館に行くしかありません。