債務整理の相談


当事務所では、良く債務整理の相談を受けます。
債務整理等の法律相談にいらっしゃる方は、
何か生活に支障が生じている方は
ほとんどです。
明日の支払いの約束だけど金がない
督促の手紙が来た、
取立ての電話が困る、
競売を申し立てられた
取立ての人が家に来た、
等が、債務整理の相談に良くある困りごとです。
しかし、この国では、約束通り支払いできなくても、
刑事罰があるわけではありません。
電話に出る法的義務も、
取立ての人と面会して話す法的義務も
手紙に返事する法的義務も
ありません。
金を払わずにいても、
裁判を受け、負け判決をもらって、強制執行を受けるだけです。
時には、仮差押えを行う債権者もいますが、現在では、まれです。
強制執行も、
きちんとした勤め先があるか、
預金があるか、
換金価値ある不動産があるか、
でないとほとんど意味はありません。
自宅への動産差し押さえという手続きがあり、
実際に行われることもありますが、
現金の回収に結びつくことはまずありません。
というわけで、
多少の胆力があるか、
何も気にしない神経があれば、
ほとんど場合、破産、民事再生、任意整理等の
債務整理手続きを行う必要はありません。
しかし、以上のようなことを聞いても、
自宅不動産を失いたくない等の希望や
心配がある人
は、早々に債務整理に詳しい弁護士
と相談するべきでしょう。